テトラサイクリン系抗生物質による薬剤性変色
6歳頃までにテトラサイクリン系抗生物質を服用した結果、歯が変色しました。
テトラサイクリンは歯の内部、象牙質そのものを茶色に変色させます。
通常のホワイトニングでは思うような効果は期待できません。
一時的に白くなりますが茶色の縞模様が浮き出て目立つ事もあります。
またしばらくすると後戻りして元の茶色になります。
エナメル質を透過して象牙質まで漂白剤が浸透する事は難しいのです。
現在の歯科医療で最善の方法は表面を一層削ってセラミックの薄いシェルを接着させる方法です。
歯を削るという非可逆的方法ですが満足のいく自然な白さ、形態を望むにはこれしかありません。