糸ようじの必要性 その2
2013.04.30更新
糸ようじの必要性 その2
上顎前歯の歯間は虫歯の好発部位です。
原因は
その1、形態にあります。前歯なので厚みが無く薄く感じられるのですが、
それなりに厚みはあります。
歯ブラシの毛先は届かないのですが磨けていると錯覚している方が多いのです。
糸ようじ(デンタルフロス)なら、歯間の汚れているところまで届きます。
その2、唾液による自浄作用が乏しい部位です。
口腔内は常に唾液により潤っているのですが上顎前歯は唾液が届きにくく、
位置的に乾燥しやすいのです。
歯間に汚れ(プラーク)が停滞しやすく、唾液による自浄作用が少なくて、乾燥しやすい部位なのです。
乾燥すると唾液による再石灰化が行われず、脱灰(エナメル質表面からカルシウムが溶け出す現象)が一方的に進みます。
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