医院ブログ

2013.08.31更新

下顎乳前歯の先天的欠如と癒合歯

 

上下の歯がしっかりとかみ合っています。
丈夫な歯と咬み合わせです。
下顎前歯には永久歯が2本生えてきました。

問題はその隣の乳歯です。

 

下顎乳前歯の先欠と癒合歯1.jpg

 

右側の乳歯が1本足りません。
先天的欠如です。
左側の乳歯は2本が癒合しています。

 

下顎乳前歯の先欠と癒合歯2.jpg

 

これからは、このリスクを乗り越えて虫歯の無い健康的なきれいな歯並びを目指して行きます。
その為には定期的にチェックして歯並びを誘導していく必要性が生じます。
成長発育期に合わせた咬合誘導は生体にストレスを与えない理にかなった方法です。
先手、先手で治療する事により最小の治療で最大の効果を発揮する事ができます。

 


下顎乳前歯の先欠と癒合歯3.jpg

投稿者: 医療法人社団あき歯科医院

2013.08.28更新

虫歯になり易い部位 その3


上顎の前歯です。
きれいに磨けているのがわかります。
この状態を維持するのは大変なことです。

 

虫歯になり易い部位その4ー1.jpg


一生懸命磨いていたにもかかわらず
裏側から歯と歯の間に虫歯ができてしまいました。
この部位は歯ブラシだけでは歯間の汚れが取りきれずに虫歯になり易い部位なのです。
この部位は歯ブラシの毛先が届かないのでフロス(糸ようじ)が効果的です。
毎食後のフロスが大変ならば就寝前だけは必ず行いましょう。
フロスで汚れをかきだした後に歯ブラシをしましょう。

 

虫歯になり易い部位その4ー2.jpg

投稿者: 医療法人社団あき歯科医院

2013.08.27更新

虫歯になり易い部位  その2の2


その2と同じ所が虫歯です。
他院にて10年以上前に治療した記憶があるそうです。
今では使用しない銀合金を詰めた為に銀イオンが象牙質に入り込んで
黒く変色しています。


虫歯になり易い部位その3-1.jpg

 

銀合金その物も腐食してぼろぼろに欠けた状態です。
除去した後、その周囲の虫歯になった歯質も整理します。


虫歯になり易い部位その3ー3.jpg


エナメル質表面は再石灰化します。
因って極力エナメル質は温存します。
結果、一部分に黒変した歯質が残っていますがそのままで充填しました。


虫歯になり易い部位その3ー2.jpg

 

金属イオンの無いレジン系のセメントを充填しました。
今後、再発しないかどうか定期検診でチェックしていきます。

 

虫歯になり易い部位その3ー4.jpg

投稿者: 医療法人社団あき歯科医院

2013.08.26更新

虫歯になり易い部位 その2


上顎前歯を裏側から見たところです。
真ん中の歯の隣の歯が左右ともに虫歯になっています。
この部位は窪みがあって汚れが落ちにくく磨きにくい部位です。
窪みが深く中まで裂溝が続いている歯もあります。
検診では当然ながらこの部位もチェックしますので窪みが深く虫歯になり易い
状態が見つかったら予め予防処置を施す事もあります。

 

虫歯になり易い部位 その2-1.jpg

 

左側の虫歯が特に深くまで進行していました。
定期検診の重要性を再認識させられる症例です。
早期発見早期治療が必要ですが、それよりも大事な事は虫歯の予防です。
いずれにせよ定期検診の必要性はいうまでもありません。

 

虫歯になり易い部位 その2-2.jpg

投稿者: 医療法人社団あき歯科医院

2013.08.24更新

歯石が付着し易い部位


歯石は歯面ならどこでも付着します。
その中で特に付着し易い部位があります。
下顎前歯裏側と上顎第一大臼歯頬側面です。
この部位の近くに唾液腺の開口部があり常に唾液が出ています。
この唾液中のカルシウム等のミネラルがプラークを石灰化して歯石になります。

この写真は下顎前歯裏側です。
定期的に来院されてスケーリングする事をお勧めします。


歯石が付きやすい部位.jpg

投稿者: 医療法人社団あき歯科医院

2013.08.23更新

虫歯になり易い部位


以前にも何回か書きましたので過去の記事も参考にしていただけると幸いです。
下顎第一大臼歯の頬側面には縦に走る裂溝があります。
この溝はけっこう深く窪んでいて磨くのが困難な箇所です。
因って萌出直後に虫歯になってしまう子がいます。
第一大臼歯の萌出時期はおおよそ6歳です。
この写真の子は15歳で萌出から9年経過しています。


下顎第一大臼歯頬側裂溝側面.jpg


奥が第二大臼歯でその手前が第一大臼歯です。
上から見ると第二大臼歯に比べて第一大臼歯は頬側面が窪んで裂溝があるのが判ります。


下顎第一大臼歯頬側裂溝咬合面.jpg

投稿者: 医療法人社団あき歯科医院

2013.08.21更新

萌出間もない永久歯の虫歯


手前が乳歯、奥が永久歯です。
奥の永久歯は第一大臼歯で六歳頃に萌出してきます。
萌出して間もないのに既に虫歯で穴が空いています。
手前の乳歯は虫歯で治療した痕があるにもかかわらず再発しています。
プラークコントロールができていない口腔内環境では萌出直後の永久歯は
直に脱灰してしまいます。
幼弱永久歯のエナメル質は結晶構造が粗く脱灰しやすいのです。
エナメル質は唾液中のカルシウム等のミネラル分を取り込んで結晶構造が緻密になります。
よって年齢を重ねる程、耐酸性が向上して脱灰しない硬いエナメル質に成長していきます。

 

鈴木 優斗_2013.08.09_A004.jpg

投稿者: 医療法人社団あき歯科医院

2013.08.19更新

拡大装置による順調な歯列拡大

 

矯正治療について良く聞かれる質問の一つに治療の開始時期、タイミングがあります。
歯の萌出力、骨格の成長発育の力を利用してその中で自然に歯並びを整えていくのが
生体に無理なストレスを加えずに行えるベストなタイミングです。
よって個人差がありますのでその子の成長期、歯の萌出時期を様々な角度から診査、診断してベストな時期を探って行きます。

 

拡大装置による順調な拡大1.jpg


この方はベストなタイミングで拡大装置を入れました。
よって短期間で、生体に過剰な負担をかける事無く順調に理想的な歯並びになりました。


拡大装置による順調な拡大2.jpg

 

乳歯が抜けた後は充分な萌出スペースがあるので永久歯へ生え変わりは自然になるでしょう。

 

拡大装置による順調な拡大3.jpg

投稿者: 医療法人社団あき歯科医院

2013.08.10更新

永久歯が左右対称的に生えて来ないのは何故


永久歯の萌出時期がずれています。
結果左右対称ではなく不揃いの歯並びです。
何か原因があるはずでレントゲン写真を撮ってみたところ、左側の乳歯の奥に過剰歯が埋伏
していました。
この埋伏過剰歯が永久歯の萌出を妨げていたのです。
この乳歯と埋伏過剰歯を抜歯するときれいに生え揃うはずです。
その結果は後日ブログに記載します。

 

埋伏過剰歯による萌出不全1.jpg

投稿者: 医療法人社団あき歯科医院

2013.08.09更新

歯ブラシによる歯ぐきの退縮


自己流で歯ブラシを使っている方が大半です。
それなりに磨けているのですが中には歯ぐきを傷つけたり、歯の表面のエナメル質や象牙質を
磨耗させたりしている方がいます。


下顎前歯フェストーン1.jpg


下顎前歯の写真です。
歯ぐきが下がって歯根表面が露出しています。
歯根表面は磨耗して窪んでいます。
下がった歯ぐきは帯状に膨らんでいます。
原因は歯ブラシの使い方にあります。
強い力で横磨きをするために歯ぐきが下方に押しやられているのです。


下顎前歯フェストーン2.jpg


このような歯磨きを続けていると歯根の磨耗と露出がひどくなる一方です。
適切な歯ブラシの使い方を学びましょう。
虫歯や歯周病の予防法は歯ブラシが教えてくれます。


下顎前歯フェストーン3.jpg

投稿者: 医療法人社団あき歯科医院

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