医院ブログ

2013.07.22更新

前歯の先がギザギザしている その2


その1では典型的な発育葉(三つのお山)の前歯を見ていただきました。
その2では一般的なギザギザの発育葉を見ていただきます。

上の乳歯の前歯の先は磨耗して平らになっています。
下の萌出して間もない永久歯には発育葉のギザギザが見られます。
典型的な三つのお山ではありませんが 可愛いギザギザがあります。


発育葉その2ー1.jpg


上の乳歯が抜けて永久歯へと生え変わりました。
こちらにも可愛いギザギザの発育葉があります。
発育葉の形態は遺伝形式の違いにより個人差があり、まちまちです。


発育葉その2-2.jpg


上下の歯がかなり萌出してきました。
咬み合うようになると磨耗して発育葉は無くなります。


発育葉その2ー3.jpg

投稿者: 医療法人社団あき歯科医院

2013.07.20更新

前歯の先がギザギザしている


乳歯が抜けて永久歯へと生え変わりました。
乳歯は先が平らだったのに永久歯の先はギザギザしているので
心配して来院されました。
萌出して間もない永久歯の前歯はギザギザしているのが特徴です。

これは 発育葉というギザギザです。


発育葉.jpg

 

永久歯の卵が歯槽骨の中で健全に石灰化して、発育する過程でできるものなのです。
前歯の先は近心葉、中心葉、遠心葉の三つの発育葉から形成されます。
したがってお山が三つのチューリップのような形になります。

この発育葉は上下の前歯同士が咬み合い磨耗する事により擦り減ってなくなります。
心配はいりません。

投稿者: 医療法人社団あき歯科医院

2013.06.07更新

歯が痛いと来院


歯が痛いので見てくださいと母親が子供を連れて来院されました。
虫歯で痛みが生じていると思い込んでいました。
拝見すると歯には痛みの原因は無く、ほっぺの内側に口内炎がありました。
痛みの原因は口内炎だったのです。
この子にとっては初めての経験だったのでどこが痛いのか良くわからなかったのでしょう。
口内炎の原因は風邪、疲労、お腹をこわしたなどによる体調不良が主なものです。
体調を整えると自然に治癒します。
これから暑い夏を迎えます。
冷たい物を取りすぎてお腹をこわさないように注意しましょう。

 

口内炎13,6,11.jpg

投稿者: 医療法人社団あき歯科医院

2013.04.22更新

中心結節ってなに?


下顎の第二小臼歯です。
歯の咬み合わせの真ん中に(中心)突起があります。
この突起を中心結節と呼びます。
見るからに細くて折れやすいのですが、実際に折れてしまう事があります。
これが折れて、そこから細菌感染を起こして神経を抜く場合が多々あります。


中心結節、下顎第二小臼歯1.jpg


折れないように結節の周囲を歯科用樹脂(硬質レジン)で固めて補強するとひと安心です。


中心結節、下顎第二小臼歯2.jpg

投稿者: 医療法人社団あき歯科医院

2013.04.20更新

発育空隙


発育空隙とは乳歯のすき間のスペースを言います。
このすき間は乳歯より大きなサイズの永久歯が萌出するために必要なスペースです。


発育空隙正面.jpg


近頃の子供たちはこの発育空隙が不足しがちな傾向が見られます。
結果永久歯が綺麗に並ばずに凸凹しています。


発育空隙上.jpg


この子は発育空隙が十分あります。
きれいな永久歯列になることでしょう。


発育空隙下.jpg

投稿者: 医療法人社団あき歯科医院

2013.03.30更新

乳歯癒合歯

 

下顎の前歯です。
左右対称に2本の乳歯が癒合しています。
下顎前歯の乳歯は癒合歯の発現頻度が高い部位です。
このように左右対称に癒合する乳歯は稀です。

 

乳歯癒合歯左右4本-1.jpg


癒合歯になる原因は不明です。
永久歯に何らかの問題が生じる事があるので注意深く
定期的に検診していきます。


乳歯癒合歯左右4本ー2.jpg

投稿者: 医療法人社団あき歯科医院

2013.03.27更新

下顎乳歯の先天的欠如


歯並びの整った虫歯の無いきれいな乳歯です。

 

乳歯先欠前歯2本ー1.jpg


しかし、良く見ると前歯が2本足りません。
先天的な欠如です。

 

乳歯先欠前歯2本-2.jpg


乳歯が2本足りない分、スペースが余ってすき間が空いています。


乳歯先欠前歯2本ー3.jpg


下顎乳歯の前歯が永久歯に生え変わるのは6歳前後です。
先天的欠如は永久歯の歯並びに影響を及ぼす可能性があります。
虫歯予防だけではなく歯並びも注意して定期的に検診していきます。

 

乳歯先決前歯2本ー4.jpg

 

 

投稿者: 医療法人社団あき歯科医院

2013.03.25更新

下顎乳前歯の晩期残存

 


二十歳の歯並びです。
下顎の前歯に乳歯が残存しています。
この乳歯は六歳前後で永久歯に生え変わるのが普通です。
通常、乳歯は後続永久歯が萌出する時に抜け落ちます。
後続永久歯が先天的に欠如している場合は抜けずにそのままでいる場合があります。


下顎乳前歯A晩期残存2.jpg


永久歯に比べて乳歯は小さくてエナメル質が薄く、咬合により擦り減ってしまいます。
治療方法は抜歯して
●インプラント
●ブリッジ
●義歯
●歯並びを整える矯正
から選択します。


下顎乳前歯A晩期残存3.jpg

投稿者: 医療法人社団あき歯科医院

2013.02.16更新

乳歯の後ろから永久歯が生えてきた


先先日のブログは乳歯の横から永久歯が生えてきた症例です。
今日の写真は乳歯の真後ろから生えてきています。
当然ながら永久歯との交換は上手くいきません。
乳歯を抜歯します。
しばらくすると舌に押された永久歯は前に出てきますので安心してください。


乳歯の後ろから永久歯が.jpg

投稿者: 医療法人社団あき歯科医院

2013.02.13更新

乳歯の横から永久歯が生えてきた

 

乳歯の横から永久歯が顔を出しています。
通常は乳歯の真下から生えてきます。
乳歯の根っこが吸収されてグラグラになり抜け落ちた後に萌出してきます。
このケースは永久歯が横に張り出してきて乳歯の交換が上手く行きそうも無い感じです。
様子を見ながら頃合を見計らって乳歯を抜歯します。
抜歯後は正常な位置へ永久歯が萌出してくるように定期的に検診していきます。

 

乳歯の下から永久歯.jpg

 

 

投稿者: 医療法人社団あき歯科医院

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