エナメル質形成不全が第一大臼歯側面に
上顎第一大臼歯の側面が茶色に変色しています。
一見すると虫歯のようなのですが、良く見るとエナメル質形成不全である事が判りました。
発育の過程でエナメル質の一部分の結晶構造が正常に形成されませんでした。
原因ははっきりしないのですが 形成される時期に何らかの体調不良
(風邪や病気などで高熱が続いた等)が考えられます。
結晶構造が健全なエナメル質に比べて
結晶構造が緻密ではなく、疎で軟らかいので虫歯になり易く、咬合による磨耗などが生じます。
フッ素を塗布し再石灰化を促して虫歯の予防に留意する必要があります。
定期検診で常にチェックする事をお勧めします。